薬剤科は1階に調剤室、地階の注射室及び製剤室で構成され、薬剤師11名(腎センター 1名)、薬剤助手1名で分担して業務を行っています。
調剤室には全自動錠剤分包機、全自動薬袋・処方箋印字システム、散剤自動分包機などがあります。
注射室にはクリーンベンチ・安全キャビネットがあり、安全キャビネットは抗癌剤のミキシング時に職員に対しての抗癌剤暴露防止に役立っています。
当院では、H25年12月より院外処方箋の全面発行をしており、薬剤科の業務は入院業務を中心に行っています。医師の処方箋に基づいて内服薬や外用薬などの入院調剤を行っています。お薬の飲み合わせや重複についてチェックし、患者さんの現在の状態を電子カルテで確認し、検査値から用量が適正かどうかなどを確認して調剤しています。
入院患者さんに使用する注射薬を医師の処方に基づいて、手技、用量、配合変化などに注意を払いながら、個人別にその1回使用分ごとにセットして病棟へ供給しています。
また、病院内で使用する各種医薬品の供給、在庫管理を行っています。
薬剤科では、化学療法室と共同でプロトコール(治療計画書)に基づき、患者さんごとの状態に合わせたレジメン(用法や用量、治療期間を明記した治療計画書)を作成しています。レジメンに基づいて、化学療法を適切かつ安全に施行するために、薬剤科に設置している安全キャビネット内で抗がん剤の無菌調製を行っています。
入院患者さんに対し、ベッドサイドにて薬の飲み方、作用、効果、服用に際して注意すべき所などを説明しています。患者さんに薬剤の服用の意義を理解して頂くことで適切な薬物療法が行えるようしています。
資格 | 人数 |
病院薬学認定薬剤師(日本病院薬剤師会) | 4名 |
研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター) | 3名 |
認定指導薬剤師(日本病院薬剤師会) | 1名 |
実務実習指導薬剤師(一般社団法人 薬剤教育協議会) | 1名 |
がん薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会) | 1名 |
緩和薬物療法認定薬剤師(日本緩和医療薬学会) | 1名 |
栄養サポートチーム(NST)専門療法士(日本臨床栄養代謝学会) | 2名 |
腎臓病薬物療法単位履修終了薬剤師(日本腎臓薬物療法学会) | 1名 |
リウマチ登録薬剤師(日本リウマチ財団) | 1名 |
骨粗鬆症マネージャー(日本骨粗鬆症学会) | 1名 |
生涯研修認定薬剤師(都道府県病院薬剤師会) | 1名 |
薬剤科には、お薬相談窓口があります。
お薬に関する事で分からないことがありましたら、ご遠慮なく窓口にお申し出下さい。
令和2年4月より、質の高い外来がん化学療法を推進するために、ホームページでプロトコール(治療計画書)の公開を開始しました。また、他の医療機関や保険薬局と治療内容や治療の進捗状況、治療に伴う副作用情報などを共有し、患者さんに対して最適な医療を提供できるよう連携しています。