脳の病気を未然に防ぐことは重要です。
脳ドックを受診することにより、無症状・無発症の脳の病気や、その危険因子を早期発見し発症・進行を予防することができます。
脳ドックの特徴としては、最新の３T（テスラー）MRI装置で撮影した鮮明な画像を、放射線診断専門医の資格を持つ経験豊富な医師が診察を行い判定します。また血液検査は、脳卒中の危険因子検査を盛り込んだ充実した内容となっています。
特に、糖尿病・高血圧・脂質異常症などで動脈硬化が気になる方、ご家族に脳卒中や脳動脈瘤のある方などにおすすめします。

VSRAD（ブイエスラド）検査とは、早期アルツハイマー型認知症診断支援ソフトを使った脳ドックMRIのオプション検査です。
※この検査は50歳以上の方が対象となります。

現在、65歳以上の高齢者のうち約10人に１人が認知症であると考えられています。認知症の前段階である軽度認知障害（MCI）の高齢者も約400万人いると推計されています。65歳以上の「4人に1人」が認知症とその“予備軍”となる計算であり認知症はとても身近な病気です。
認知症の多くをしめるアルツハイマー型認知症を早期に診断すれば薬で進行を遅らせることができ、健康な時間を長くすることができます。
このブエスラド(VSRAD：Voxel-based Specific Regional analysis system for Alzheimer's Disease)という検査は、MRI画像を用いて、アルツハイマー型認知症に特徴的に見られる「内側側頭部の萎縮の程度」を調べ、アルツハイマー型認知症の診断支援情報を提供するシステムです。

※この結果から確定診断ができるわけではなく、あくまでもアルツハイマー型認知症の診断をする上での支援をする目的で使用します。
※結果で異常がなくても認知症の否定はできません。もし、気になる症状があれば専門医を受診しましょう。

他の医療機関、検診施設等で検診を受けられた検査結果をお持ちいただける方はコースをお選びいただけます。
ご不明な点は、お気軽にご相談ください。